自サイトのセキュリティ、大丈夫?|Web担当として確認しておきたいポイント
最近、大手企業の不正アクセスやサイバー攻撃による個人情報流出などのニュースを目にする機会が増えました。
「大手企業の話だから、自分たちには関係ない」と思ってしまいがちですが、Webサイトを運営している企業であれば、一度は自社サイトのセキュリティについて確認しておきたいところです。
特にWordPressなどのCMSを利用している場合、WordPress本体だけでなく、プラグインやテーマ、管理者アカウント、パスワード、サーバーなど、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

そこで今回は、Web担当として確認しておきたいポイントと、North Riverで行っている「Webサイトのセキュリティ状況の確認」についてまとめます。
「自分のサイトは大丈夫?」と思ったら
セキュリティについて相談を受けたとき、最初から専門的な診断を行う必要があるとは限りません。
むしろ最初に大切なのは、
- 何を使っているのか
- 誰が管理しているのか
- きちんと更新されているのか
- 不要なアカウントが残っていないか
- バックアップは取れているのか
- サーバーやドメインの管理者が誰なのか
といった、現在のWeb環境を把握することです。
「そもそも誰が管理しているかわからない」「制作会社に任せたままで、自社では何も把握していない」という状態であれば、まずそこから整理していく必要があります。
WordPressを使っているなら、まず更新状況を確認
WordPressを利用しているサイトでは、WordPress本体だけでなく、プラグインやテーマなども継続的に管理する必要があります。
長期間更新されていないものが残っている場合、現在の環境や利用状況を確認したうえで、更新できるものは適切に更新していくことが基本的な対策のひとつになります。
ただし、単純にすべてを一気に更新すればいいというわけではありません。
古いサイトでは、プラグイン同士の互換性や、現在のテーマ・カスタマイズとの関係によって、更新前に確認が必要な場合もあります。
そのため、更新作業だけではなく、現在の構成を確認してから進めることが大切です。

管理者アカウントは整理されていますか?
意外と見落とされやすいのが、WordPressのユーザーアカウントです。
以前サイト制作を依頼した会社や担当者のアカウントが、そのまま残っているケースもあります。
現在も必要なアカウントなのか。
誰が管理者権限を持っているのか。
退職した担当者や、現在は関わっていない外部スタッフのアカウントが残っていないか。
こうした点を一度整理してみるだけでも、現在の管理状況を把握するきっかけになります。
パスワードや認証方法も確認する
WordPressの管理画面だけでなく、サーバー、ドメイン、メール、各種クラウドサービスなど、Webサイトに関係するアカウントは複数存在することがあります。
「どのサービスに、誰がログインできるのか」が整理されていないと、いざというときに対応しにくくなります。
可能なサービスでは多要素認証を利用するなど、利用しているサービスに応じた認証方法を確認することも大切です。
そして、パスワードを複数のサービスで使い回さないことも基本的な対策です。
バックアップは「ある」だけでなく「戻せるか」も重要
万が一、サイトに問題が発生した場合、バックアップがあれば復旧できる可能性があります。
ただし、「バックアップを取っています」というだけでは十分とは限りません。
どこに保存されているのか。
いつのデータなのか。
実際に復元できる状態なのか。
誰が復旧作業を行うのか。
こうした点まで確認しておくと、いざというときの対応がしやすくなります。
サーバーやドメインの管理者も確認しておく
Webサイトを制作会社に依頼している場合、サーバーやドメインの契約・管理も制作会社側で行っていることがあります。
もちろん、それ自体が問題というわけではありません。
ただ、自社側で「どこのサーバーを使っているのか」「ドメインはどこで管理しているのか」「契約者は誰なのか」を把握していないと、サイトに問題が発生したときに確認先がわからなくなることがあります。
Webサイトのセキュリティを考えるときは、WordPressの管理画面だけを見るのではなく、サイトを構成している周辺環境まで整理しておくことが大切です。

「セキュリティ対策」と言われても、何をすればいいかわからない
ここが、Web担当者がいるかどうかで大きく変わる部分だと思います。
セキュリティ対策について調べれば、専門的な情報はたくさん出てきます。
しかし、実際の企業サイトでは、
- WordPressのバージョンがわからない
- プラグインがいくつ入っているかわからない
- 管理者アカウントが誰のものかわからない
- サーバーの契約先がわからない
- バックアップの方法がわからない
- 制作会社との契約内容がわからない
というように、そもそも現状を把握できていないことがあります。
その場合、いきなり高度な対策を始めるよりも、まず「今どうなっているのか」を整理することから始めるのがおすすめです。

North Riverでは、Webサイトのセキュリティ状況も確認しています
North Riverでは、Web担当として企業のWebサイトを運用・管理する中で、セキュリティに関する現状確認や整理も行っています。
たとえば、
- WordPress本体・テーマ・プラグインの更新状況
- WordPressユーザー・管理者アカウントの確認
- 不要になったアカウントや権限の確認
- バックアップの状況確認
- サーバー・ドメインなどの管理状況の整理
- Webサイトに関係するアカウントの整理
- 多要素認証など、利用可能な認証方法の確認
- 制作会社・サーバー会社など外部パートナーとの確認・調整
といったところから、現在のWeb環境を一緒に整理していきます。
専門的な「脆弱性診断」とは別のものです
ここでいうセキュリティ状況の確認は、専門のセキュリティ会社が行う本格的な脆弱性診断や、24時間体制の監視サービスとは異なります。
North Riverが行うのは、Web担当として、まず現在のWeb環境を把握し、基本的な管理状況や運用上の問題がないかを確認・整理することです。
実際に不正アクセスやマルウェア感染などのインシデントが疑われる場合には、状況に応じてサーバー会社やセキュリティ専門会社など、適切な専門機関への相談・連携が必要になります。
「セキュリティの専門家ではないから何もできない」ではなく、Web担当として、まず状況を整理して必要なところにつなぐ。
それもWebを支える仕事のひとつだと考えています。
まずは「自分のサイトがどうなっているか」を知ることから
大きな企業でなくても、Webサイトは会社の大切な資産のひとつです。
問い合わせフォーム、メールアドレス、顧客情報、管理画面、サーバー、ドメインなど、さまざまな情報やサービスがWebサイトの周辺に存在しています。
だからこそ、「うちは小さい会社だから大丈夫」と考えるのではなく、一度現在の環境を確認してみることをおすすめします。
何を確認すればいいかわからない。
制作会社に任せているけれど、自社では何も把握していない。
WordPressを長期間更新していない。
管理者アカウントが整理されているかわからない。
バックアップがきちんと取れているかわからない。
そんな状態でも大丈夫です。
まずは、今のWeb環境を一緒に整理するところから始められます。
Webのことを、社外から支える。
North Riverは、社内にWeb担当者がいない企業のWebまわりを、外部から支えています。
サイト更新やWordPressの運用だけでなく、現在のWeb環境の整理、改善、制作会社との調整など、「誰に相談したらいいかわからない」ことも含めてご相談いただけます。
「自サイトのセキュリティ、大丈夫かな?」
そう思ったときが、現在のWeb環境を見直すタイミングかもしれません。
まずは、今のWebサイトがどのような状態なのか、一緒に確認するところから。
お気軽にご相談ください。
North River